・病院以外で亡くなられるとどうなるのか?
2025/06/08
・病院以外で亡くなられるとどうなるのか?
「病院以外で亡くなられるとどうなるのか?」というご質問について、日本国内での一般的な流れをご説明します。自宅や外出先など、医療機関以外で人が亡くなられた場合には、以下のような対応が必要です。
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1. 医師による死亡確認が必要
病院以外の場所で亡くなられた場合でも、医師による死亡診断が必要です。以下の流れが一般的です。
• かかりつけ医がいる場合
→ 連絡して自宅まで来てもらい、死亡確認・死亡診断書の発行を依頼します。
• かかりつけ医がいない/突然死の場合
→ 救急車を呼ぶか警察に連絡します(※救急隊は医師ではないため死亡確認はできません)。
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2. 不審死と判断される可能性もある
突然死や死因がはっきりしない場合、医師が死亡診断書を出せないときは、警察の介入が必要になります。これを「変死」扱いと言い、以下のような対応が取られます。
• 警察に通報され、現場検証や事情聴取が行われる
• 遺体は警察指定の法医学解剖施設へ搬送されることもある
• 死亡診断書の代わりに「死体検案書」が発行される
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3. 遺体の搬送・葬儀の準備
死亡が確認された後は、葬儀社に連絡して遺体を安置所などに搬送してもらいます。
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4. 死亡届の提出
死亡診断書(または死体検案書)をもとに、死亡届を市区町村役場に提出します。提出期限は死亡を知った日から7日以内です。
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注意すべき点
• 自宅などで亡くなられた場合、自然死であっても一時的に「変死」として扱われることがあるため、警察の対応が入る可能性があります。
• 高齢者の看取り(自宅での看取り)を希望する場合は、訪問診療を受けている医師が関与する体制を整えておくのが理想です。
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もし具体的な状況(例:高齢者の看取りを考えている、孤独死の可能性があるなど)があれば、それに応じてより詳しい説明もできます。必要であれば、お気軽にお知らせください。
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