・お香典返しのマナーについて
2025/06/07
・お香典返しのマナーについて
お香典返し(こうでんがえし)は、故人に対していただいたお香典へのお礼として遺族が贈る返礼品のことです。日本の葬儀における重要なマナーのひとつで、以下のような点に気をつける必要があります。
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◾️お香典返しの基本マナー
1. 時期
• 一般的には「四十九日」の忌明け後に送ります。
• 地域によっては「即日返し(当日返し)」が行われることもあります(関西地方など)。
2. 金額の目安
• お香典の 半額〜3分の1程度 が目安です(「半返し」と呼ばれる)。
• 高額なお香典には、個別に配慮した返礼が必要な場合もあります。
3. 品物の選び方
• 最近では8~9割方、カタログギフトを発送されます。
その方に不要な品物を送ってしまうことを考えますと、必要なものを受け取られる側で選んでいただくがよろしいかと思います。
• 消えもの(食品、洗剤、タオルなど)が一般的。以下のようなものがよく使われます:
o お茶・海苔・お菓子
o 石けん・洗剤・タオル
• 宗教色を避けた品物が望まれます。
4. のし(熨斗)と表書き
• 水引:結び切り(白黒または双銀)
• 表書き:「志(こころざし)」が一般的(仏式)
o 神式:志、偲び草など
o キリスト教式:偲び草、感謝など
• 名前:故人の姓(喪主名)を記載
5. 送付方法
• 郵送(基本的には)か手渡しになります。
• 郵送の場合、挨拶状を添えるのがマナーです。
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◾️挨拶状の例(文例)
拝啓 時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
このたびは、故◯◯(故人の名前)の葬儀に際しまして、
ご丁重なるご厚志を賜り、誠にありがとうございました。
おかげをもちまして、◯月◯日に四十九日の法要を
滞りなく相済ませましたので、ここに心ばかりの品を
お送りさせていただきます。
略儀ながら書中をもちまして、御礼申し上げます。
敬具
令和◯年◯月 喪主 ◯◯◯◯
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◾️注意点
• お香典返しは「不幸を繰り返さない」という意味から、「一度きり」の結び目(結び切り)を使います。
• 同じ人に何度も渡すものではないため、慎重にリスト管理を行うことが重要です。
• 宗教・地域による違いが大きいため、迷ったときは葬儀社や地元のしきたりに詳しい人に相談を。
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必要であれば、「カタログギフトを選ぶ際の注意点」や「即日返しと後返しの使い分け」など、より詳細な内容もご案内できます。
また、一件よりご手配いたしますので、遠慮なくお申し付けください。
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